WIFiレンタル注意点

◆空港受取の注意点

便利な空港内郵便局での受け取りですが、いくつかの注意事項があります。当日「受け取れなくて困った!」「予定に間に合わない……」などといった事にならないように、事前によく確認しておきましょう。

 

1,郵便局の営業時間に注意

空港が開いていても、空港内郵便局の営業時間内でないと受取をすることはできません。営業時間・定休日は郵便局によって異なり、関西国際空港内郵便局の場合、9時から17時まで(年中無休)となっています。空港やレンタルショップのウェブサイトにも記載がありますので、レンタル前に調べておきましょう。

 

2,受取りの際には本人確認書類が必要

窓口での受取りの際には、受取人の本人確認書類(免許証・パスポートなど)が必要です。本人以外の方には引き渡しできませんので、注文する際には、受取人名を実際に窓口に向かう方に指定しましょう。
確認書類としては、本人の住所の記載があるものが一般的なようです。 詳しくは下記案内ページをご確認ください。

【日本郵便】本人確認書類として利用可能なもの

3,直前の注文だと間に合わないことも

郵便局の営業開始直後に受け取りたい場合、直前の注文になると間に合わない可能性があります。空港に届いてから、引き渡しできる状態になるまでには若干の時間がかかるため、受取が昼近くになってしまうことも考えられます。
そのため本州内の空港であれば、レンタル店の2~3営業日前、 本州以外の空港であれば、レンタル店の4~7営業日前くらいまでを目安に、申込みと支払いを完了しておけば安心です。

 

4,返却時の注意点

帰国直前まで利用される方や、空港内郵便ポスト・施設からの返却を考えている方は、出国ゲートを通過する前に返却手続きを行うよう注意しましょう。
一度出国ゲートを通ってしまうと、戻ることはできません。そのため、飛行先へ到着するまで返却ができなくなってしまいます。返却期限を過ぎてしまった場合は延滞となり、通常より高額な料金が発生してしまいます。また、国際郵便などを利用しての返却となるため、送料も高くついてしまいます。

このような事態を避けるため、ゲート通過前に余裕を持って返却を行うようにしましょう。万が一、WiFiルーターを持ったまま出国ゲートを通過してしまった時は、延滞料金の免除など事情に応じて対応してもらえる場合もあるので、できるだけ早くレンタルサービス会社へ連絡してください。

 

◆WIFiルーター利用に関する注意点

 

1,対応エリアを事前に調べておく

WiFiルーターの機種によって、対応エリアは異なります。エリアは年々拡大されているため、都市部であれば圏外になってしまう、ということはほとんどありませんが、地方などでは電波受信が不安定になってしまう場合もあります。 そのため、事前にスケジュールを把握し、利用予定地が対応エリア内であるかを調べておくことが大切です。

なお対応エリア内であっても、山間部・海沿い・地下施設などは、元々WiFi電波の受信が難しい場所です。 速度や電波受信が不安定になってしまう恐れがあるため、 もしもの際は移動するなど、柔軟に対応できるようにしておくと安心です。

対応エリアは下記、回線事業者サイトより調べることができます。回線によりエリアが異なる場合があるので、使いたいルーター端末を確認した上で、あらかじめ目を通しておくようにしましょう。

Y!mobile
SoftBank
WiMAX
DOCOMO

2,目的に合った機種を選ぶ

ルーター端末の機種によって、通信量の制限やバッテリー・電波受信などの性能は大きく異なります。
下記では、現在人気の3機種の特徴をまとめました。 参考までにそれぞれのスペックを確認してみましょう。

Pockt WiFI LTE GL06P WiFi WALKER WiMAX2+ NAD11 SoftBank Pocket WiFi 303ZT
外観
受信速度
(最大)
75Mbps 110Mbps 187.5Mbps
電波感度 屋内でも電波受信が強い 屋内では電波受信が弱い 屋内でも電波受信が強い
通信制限 月間の通信量に制限がある 直近3日間の通信量に応じて、速度制限がある 月間の通信量に制限がある
連続通信
時間(最大)
12時間 7時間 9時間
対応エリア LTE/3G WiMAX 2+/WiMAX 4G/4G LTE

 

3,外部バッテリーについて

バッテリー容量(連続通信時間)は最大での表記のため、 実際の利用では短くなってしまうことがほとんどです。 レンタルサービス店によっては、外部バッテリーを取り扱っている店舗もありますので、 観光地を巡りながら、仕事で移動しながら、などといった利用をする方は 外部バッテリーのレンタルも検討しておくといいでしょう。

 

4,保証サービスに加入しておく

WiFiルーターは非常に精密で高価な機器です。カバンやポケットに入れて持ち歩く分には全く問題ありませんが、 地面に落とすなど衝撃を加えたり、水に濡れたりすると故障してしまう場合があります。 利用者事由による故障ですと、本体代金・修理代金などの支払いが必要となり、いずれも非常に高額になります。 そのため、多くのレンタルサービス店では保証サービスを設けており、 レンタル申込時に加入することによって、万が一の際にも代金が免除となります。

保証サービスは多くのレンタル店で、500円ほどと低額なため、 移動しながら利用される方や、長期レンタルをお考えの方は もしもの時のために加入しておくのが良いでしょう。
なおレンタル店によって保証サービスの内容が異なりますので、 必ず事前に確認しておきましょう。

 

◆まとめ

空港受取、WiFiレンタルに関する注意点を確認いただけましたでしょうか。 項目が多いと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、 どれもレンタル店のサイトなどですぐに確認できることなので、慣れてしまえば難しいことはありません。 初めての方もそうでない方も、事前に自分の目的・スケジュールを明確にして、 余裕を持って注文することが大事ですね。WiFiルーターを快適な旅のお供にしましょう。